メダカ水槽の照明には3つの役割があります。
1.観賞用のため
よほどの暗室でもないかぎり、メダカにはライトは必要ありません。
ですが、下の写真でもわかるようにライトをつけると、水槽全体がとても綺麗に
みえます。ですので観賞用には必須の設備です。
2.繁殖のため
めだかは最低温度が15℃以上で、陽の長さが13時間以上であれば繁殖を
はじめるといわれています。日光にあたらない場所でメダカの繁殖がしたい場合
ライトを長時間あてる必要があります。
3.水草のため
水草は光合成をして成長するので、水草には光がとても重要です。
水草の成長やレイアウトを楽しみたい場合もライトは必須の設備です。
[ライトの種類]
ライトの種類は大きくわけて、蛍光灯、LED、スポットライト
メタルハライドランプの4つになります。
・蛍光灯
様々な製品が安価で手にはいる定番の照明です。
60cm水槽であれば20w×2灯、90cm水槽であれば32w×2灯があれば十分でしょう。
若干値段があがりますが、ちらつきが少なくより明るいインバーター方式の蛍光灯を
お勧めします。写真は私が90cm水槽で使っている蛍光灯「アクシーキュート 900WW PL27W×2」です。
・LED
最近、車などにも採用されるようになってきたライトです。
消費電力、低発熱、色の変化、耐久性のどれをとっても蛍光灯よりすぐれています。
今後は主要になっていくと思いますが、明るさと価格面では蛍光灯が優れています。
色味の調整し水槽を演出をしたい場合にお勧めです。
この水槽は「海」を意識して白と青のLEDライト「スティックライト 3W」を
使っています。
・スポットライト
夜間の観賞にはお勧めのライトです。蛍光灯やLEDの補助として使います。
寝ている魚を驚かせずに観賞することができます。
写真はスポットライト「LEDエコスポットネオ 21 」です。
・メタルハライドランプ
近年、一般的になってきた照明です。非常に強い光を放ち水槽を綺麗にみせます。
本格的な水草水槽に最適です。メダカの水槽には高価すぎると思います。
[照明時間の調整]
照明を点けている時間が長すぎると、藻やコケが発生する事があります。
普段の照明は8時間程度に留めましょう。水槽用のタイマーを使うことで
照射時間を調整することができます。
写真は私の愛用のタイマー「デジタルプログラムタイマーII グレー PT50DG」です。
[使用上の注意点]
スポットライトや蛍光灯は熱を持ちます。簡単に引火する事はありませんが、
燃えるものを近くに置かないようにしましょう。
水面からある程度距離を調整できる照明を選びましょう。照明を水に近づけすぎると
エアレーションのしぶきや湿気で故障する事があります。
特に蛍光灯はリフトアップ機能のある種類を選びましょう。
下の写真がリフトアップしている照明の例です。※クリアライトカリビア 600
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